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ユーザー リレーエッセー "あいつと私"
最新号 第28話  第27話  第26話
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"あいつと私"第1話 2016年5月〜第22話 2017年5月分
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ボランティア リレーエッセイ "ボクだって わたしだって おりこうなんだもん"
"ボクだって わたしだって おりこうなんだもん" 第19話 2017年7月以降 最新ページへ
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平成29年度 執行部組織のご案内
 
東京メトロ銀座線青山1丁目駅ホームでの盲導犬使用者の転落事故に関する声明 (平成28年9月)

交流会開催費補助制度(平成28年6月1日改正)を更新しました。
 
 
★ 日本補助犬情報センター 「補助犬受入実態の把握および阻害要因の調査報告(補助犬ユーザーアンケート調査編)」
★ 全国盲導犬施設連合会 情報誌 DUET25号・盲導犬情報第16号
歩行・お仕事中の盲導犬。お仕事中の盲導犬には、声をかけないでくださいね < m(__)m >
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鹿児島大会にて、盲導犬たち No,13鹿児島大会にて、盲導犬たち No,14

ユーザー リレーエッセー "あいつと私"

あいつと私 第28話

宮島でのアルバム 私があいつと出会ったのは2012年8月5日、中部盲導犬協会内にある訓練施設内の居室です。訓練担当をして下さいました大島歩先生と居室に入ってきたあいつは軽快な足音と共に犬独特の匂いがしました。大島先生から「ニットです」と紹介され犬独特の匂いに少々戸惑いも感じながら「ニットこれからよろしく」と挨拶をしました。

 希望と言う二文字で歩き始めて早5年と5ヶ月。元々、旅好きな私は、白杖歩行が出来なくなってからも旅することが諦められず盲導犬と歩いてみようと思い中部盲導犬協会の門をくぐりました。単純な私は、盲導犬と一緒に歩けば白杖歩行以上の歩行が出来ると思い込んでいました。しかし、訓練卒業後に待っていたのは『自由と言う歩行』ではなく『不自由と言う歩行』でした。
 目的地までの地図を頭に入れ「3本目の路地を右」と言った具合に指示を出すのは私。安全な歩行の手助けをするのはニット。二人五脚の作業で目的地に到着です。時に道に迷い不安に思っている私の心の動揺がニットに伝わり軽快な足取りが無くなることもあります。何度も私の顔を見上げ「こっちでいいの?」と聞いてくるのです。

 ニットと歩くことは多くの喜びとその喜びの中にも失敗、悲しみ、不安があります。その様な時に大きな力になるのが街中で会う方々からの「何かお手伝いすることありますか?」の声掛けです。自分からお願いすることの苦手な私にはこの一声が安心材料となり安全に目的地へ行くことができるのです。
  ある日、乗り換えに利用した新宿駅で2時間近くも迷い観光予定していたスカイツリーに行けませんでした。この日は冷たい雨の降る日でした。宿泊施設に向かいチェックインを済ませ部屋へ到着。「ニットお疲れ様」と声をかけると尻尾を左右に大きく振り「ちぃちゃんもお疲れ様」と言ってくれているかのようにニットの身体が私の足にまとわりついてきます。こんなとき雨で冷たくなった身体も不安で不安でたまらなく凍りついた心も温かくなるのです。

 マイペースでいて人の心を思いやれるニット。どこへ出かける時も暖かいニットの手(ハーネス)と私の手。今は、この手を離すことが出来ない。これからも街中でお会いする方々との出会いを大切にしながら白杖歩行では感じることの出来なかった太陽、草木、花の匂いを二人で嗅ぎながら『自由な歩行』で全国各地へと旅することを続けていきたいです。



あいつと私 第27話

ピアノ演奏の様子 視覚障害、特に全盲ともなると家に閉じこもりがちになると思っている人が多いようですが、しかし思いのほか積極的に行動されている方も少なくありません。
 私は現在ピアノを習っています。習い始めたのは一般的には少し遅い時期の中学1年生の時からでした。途中、数年間のブランクは有ったものの、通算すると15年間位になります。長く習っている割には、まだまだ上手ではありません。例えば手首に力が入り過ぎると指摘され、いわゆる卵を持つように手をまるい形にして弾かなければいけない等、課題はありますが、何とか諦めずに継続しています。
 人によく盲人は耳が良いから耳コピーして弾いているんでしょうと言われますが、確かにそういう能力のある人も一部にはいますが、ほとんどの人は、私も含めて点字楽譜を見て時間をかけて必死になって暗譜して弾いています。
 発表会も今まで何度も出場しましたが、中でも一番印象に残っているのがモーツァルト作曲K.331イ長調第3楽章「トルコ行進曲」を弾いた時でした。その時は、午前中がリハーサル、午後が本番という順序で進んで行きました。
 非常に緊張していた私を察してか、舞台の袖に居た盲導犬は敏感に反応して、おしっこを漏らしてしまい、その対処に私の緊張はどこかに吹き飛んでしまいました。その為か、いつになくリラックスして弾く事ができ成功裏に終える事が出来ました。
 裏方の方には迷惑をかけ申し訳ない気持ちになりましたが、フォローをうまくしてくださったおかげで、舞台の進行をスムーズに終えることができました。今になっても非常に感謝しています。
 また趣味だけでなく、日常の買い物等にも盲導犬は無くてはならない存在となっています。そして私の人生をより豊かなものとして行ければと思います。



あいつと私 第26話

もう一度盲導犬と歩きたい

あいつウィンゴと私 小学3年の時、通学路でとてもたくさんの犬に襲われました。私たちが犬の道と呼んでいた道、野良犬がたくさんいて嫌な所だったのですが、とうとうやられてしまったのです。保健室で赤チンを塗ってもらう程度のことで、犬の数だって2匹か3匹だったのかもしれません。でもその時の恐怖感は今も身にしみていて、犬は怖い怖い存在です。そんな私が13年前にタンデム犬のユーザーになったのです。

 一頭目の盲導犬を主人が貸与される時、私は猛反対をしました。
 二頭目がやってきた時、私も盲導犬と歩きたいと申し出てユーザーになりました。アポロと歩くのは快適ルンルン、近所の人たちには、「奥さんは盲導犬をひっはって歩いているよ、盲導犬なんだから連れて歩いてもらうんじゃないの?」と笑われるくらい元気に歩きまわりました。ところが、アポロくんは私よりもっともっと元気! 散歩犬に出会うとバッと走り出して、私は何度も引きずられアポロは引退となりました。
 三頭目の盲導犬ウィンゴと快適に歩いていましたが、今度は私の体調が悪くなり、盲導犬と歩くのは危険と判断され観察に穴をあけられ、ユーザー資格を失いました。
 先日訓練士さんがホローアップに来てくださった時、「重子さんも歩いてみましょう」と言われ、嫌がる私をひっぱり出して、私は渋々歩いたのです。すると訓練師さんは思いがけないことを言われたのです。「思ったより歩けますね。重子さん、本当は犬と歩きたいんでしょう。ウィンゴは大きすぎるからもっと小さいのを探しましょう。」と、なんとなんとうれしいお言葉でした。
 それが実現するのは2年以上先のことでしょう。私は80歳にもなってしまいます。そんな年寄りになっても歩けるのかなあ。弱り始めた脚力を付けるために1週間前に電動のジョギングマシーンを買いました。なぜ、ふらつきや眩暈がおこるのか一昨日診察を受けました。健康になってもう一度盲導犬とさっそうと歩きたい!! 訓練センター近くの緑溢れるあの坂道をもう一度登ってみたいと思っているのです。この夢がかないますようみみなさん旗を振ってください。

平成29年度 執行部組織

会長 郡司七重

理事 (会計担当) 生長善治郎
理事 (情報部担当) 山本誠
理事 (事務局担当) (会報誌《すきっぷ》担当) 三林千巻(みつばやし ちまき)

監事 池田純
監事 内藤夏子

東京メトロ銀座線青山1丁目駅ホームでの盲導犬使用者の転落事故に関する声明

 平成28年8月15日17時45分ころ東京メトロ銀座線 青山1丁目駅 渋谷方面ホームから盲導犬使用者の品田 直人氏が転落、死亡するという大変痛ましい事故が起きました。
 被害者ご本人はもとより、ご家族様に深く哀悼の意を表します。

駅ホームは視覚障碍者にとって欄干のない橋を歩いているような場所です。盲導犬使用者の私たちも転落しましたら命がないか、或いは大きな怪我を負うことは必定な場所です。それだけに私たちはパートナーの盲導犬との慎重な歩行を行っていますが、その駅ホームによっては狭い場所に柱やベンチ等、多くの障害物があります。その上、電車に乗り降りする人等、本当に多種多様な利用者が行き来し、非常に危険な場所であります。
特に駅ホームでは、走行する電車の音が反響し、時にはホームでのアナウンスが聞き取れない場合が多々あります。
そんな悪条件が重なると、私たち盲導犬使用者は現状判断ミスをしてしまうことさえあります。
もちろん同伴する盲導犬は決してスーパードッグではありません。あくまでも私たち使用者の指示により、彼らは自分の能力を発揮するのです。
盲導犬使用者にとって、安全、安心できる歩行、各種交通機関を利用しての安全、安心できる移動は、日常的に強く切望するところです。

今回の東京メトロ銀座線 青山1丁目駅ホームから盲導犬使用者が転落死したという悲報を受け、私たち全日本盲導犬使用者の会は、より安全に、より安心できる駅ホームを利用するために、次のことを強く求めます。

一、 ホームドアの早急な設置と、ホームの点字ブロックの再点検等、ホーム上の再度の安全点検をすること。
一、 すべての駅ホームに安全監視員など駅係員の人員を増やすと共に、その在所時間帯を長くすること。
一、 ホームでの歩きスマホや、点字ブロック上の歩行を妨げる行為等、迷惑行為を強制的に禁止すること。
一、 すべての駅に内方線付き点状ブロックを敷設するとともに、視覚障碍者がホーム上の点字ブロックを踏み越え、線路側により近い場所に足を踏み入れたことが、自分自身の足裏の感覚で確実に判断できるよう、ホーム端の部分の床材を容易に判断可能な材質にすること。
一、 盲導犬訓練所において全ての盲導犬のフォローアップを定期的に行うことを義務付けること。
一、 駅のホームや、各種交通手段の利用等、社会の中で多くの人々に盲導犬使用者を見守り、危険に遭遇しようとしている場合には、速やかに声がけや援助をしていただけるよう私たち盲導犬使用者も強く社会へ啓発、啓蒙に努める。
一、 盲導犬使用者が二度とこのような悲惨な事故に巻き込まれないよう、私たち使用者も、より安全な移動に努めて行くと共に、関係各機関に対し安全対策を計るよう強く求める。
鹿児島大会にて、盲導犬たち No,1鹿児島大会にて、盲導犬たち No,2