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右向きにシッツしている盲導犬のイラスト
ユーザー リレーエッセー "あいつと私"
最新号 第19話 第18話 第17話  "あいつと私"バックナンバー   読み物集のメニューページよりリンクしています。

ボランティア リレーエッセイ "ボクだって わたしだって おりこうなんだもん"
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東京メトロ銀座線青山1丁目駅ホームでの盲導犬使用者の転落事故に関する声明 (平成28年9月)

交流会開催費補助制度(平成28年6月1日改正)を更新しました。
 
平成28年度 執行部組織
 
★ 第22回総会(平成28年5月)で承認されました、全日本盲導犬使用者の会 『規約』と『役員選挙管理規定』が更新されました。
 
新会長としての抱負と願い 郡司七重 平成27年6月
 
★ 日本補助犬情報センター 「補助犬受入実態の把握および阻害要因の調査報告(補助犬ユーザーアンケート調査編)」(外窓で開く)
 
★ 全国盲導犬施設連合会 情報誌 DUET25号・盲導犬情報第16号 (外窓で開く)
 
歩行・お仕事中の盲導犬。お仕事中の盲導犬には、声をかけないでくださいね < m(__)m >
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鹿児島大会にて、盲導犬たち No,7鹿児島大会にて、盲導犬たち No,8
 

ユーザー リレーエッセー "あいつと私"

第19話 "あいつと私"

沖縄 ムーンビーチでの私とあいつ・テラちゃんです  私は、平成6年11月 糖尿性白内障、緑内障、網膜症を患い、九州大学付属病院に半年間入院し、再三の手術の甲斐もなく平成7年8月全盲となり、障害者の仲間入りをしました。
 その後2年間、将来への不安感、焦燥感、絶望感に苛まれました。白状での自力歩行はもちろんのこと、介助者との歩行もままならない自縛の生活から救ってくれたのが、そう盲導犬のあいつ達です。
 現在の大事な相棒は、4頭目のテラちゃんです。テラは、エフワンのメスで色白のベッピン犬だそうです。いやあー、親ばかかなー、失礼しました。
 誕生日は、何とわが夫婦の結婚記念日と同じ4月19日で、今年3歳になります。
 昨年の4月発生した熊本・別府大地震、余震続く中、別府での生活が始まりました。 でもテラちゃんは余震にあまり動揺すること無く過ごせて、安堵しています。
 大分盲導犬協会の行事は勿論のこと、学校訪問や旅行と、日々元気に飛び回っております。前の相棒たち同様、北海道から沖縄まで全国を網羅したいものです。そのためにもお互いに健康には十分留意し、頑張ります。
 障害者権利条約、障害者差別解消法、総合支援法、障害者差別都道府県条例の制定と、我々の生活環境は少しづつ良くなっています。大いに盲導犬ライフを楽しみましょう。


 

第18話 "あいつと私"

新高山駅広場を散歩中のボク・マーニとお母さんです  僕の名前はマーニで3才のオスのイエローラブです。約1年半前に名古屋でのお母さんとの共同訓練を終えて、この寒い飛騨高山に来たんだよ。
 お母さんの家には、先輩犬の番犬がいて、最初はビックリしたけど、今は仲良しで、僕の事も心配してくれるよ。
 僕はお母さんの仕事の化粧品の会合やお母さんの病院に通院するために、初めての盲導犬として、一昨年の9月中旬にお母さんの所に赴任して来たんだよ。

 いつもの散歩コースの家の近所を散歩するけど、側溝にあるグレーチングの多さに困って「お母さん 歩道と車道を分けてる白線の上を歩こうよ」とお願いをして、今はその白線の上ばかりを歩いてるよ。

 僕がお母さんの所にやって来て3ケ月を過ぎた頃から、お母さんの通院が1週間に一度だったのが1ケ月に一度になって、お母さんは大喜びして「マーニ君が来てからお母さんが元気になった!」とお礼を言われたけど、僕は外出が少なくなって、ちょっとガッカリだったけど、お母さんが元気になったので、お父さん、お母さんと僕との二人と一匹で、バスでのお出掛けが多くなったよ。
 僕が初めてバスに乗ったら、お客さんがちょっとビックリされたけど、今は「おりこうさんんだね!」「頑張ってね!」と声を掛けてもらえるよ。
 外出した時は、高山市内でも有名な行列の出来るラーメン屋さんで、お母さんとお父さんは外食するけど、僕はそのお店のお姉さんと仲良しになって、テーブルの椅子を一つ除けてくれて「マーニ君どうぞ」と僕の居場所を作ってもらえますよ。
 体調が良くなったお母さんは、僕と一緒にお仕事で化粧品会社の会合に度々出掛けるようになってきました。会合に参加されている方々とも仲良くなって、みんなからよく話をかけられるよ。僕も会合への同伴にも慣れて、会合中はお母さんの足元のマットの上で横になっているけど、ついウトウトして、「グゥー!グゥー!」といびきをかいてしまい、お母さんにつつかれるよ。

 僕はいつもは居間の食卓近くのケージの中で休んでいますが、お母さんは、毎日 僕の前の食卓で鏡も使わずにお化粧をしていますが、お母さんが鏡を使わずに化粧をする事には、マーニ(僕)も驚いたんだよ。さすがに化粧品のお仕事をしているだけに、「いつも綺麗にお化粧をしているなぁー」と毎日感心して見ているよ。お母さんはいつもはゆっくり化粧をしているけど、お出かけの日には慌ただしくお化粧をするし、お出かけ用のリュックを準備するので、僕にはすぐにわかるんだよ 。「今日はお出かけだなぁー」と、僕がケージの中でそわそわしていると、お母さんは「マーニ!休んでていいよ!」と言われるけど、僕は嬉しくて足をバタバタ、シッポをフリフリだよ。やっぱりお出かけは嬉しいし楽しいなぁー!

 今年も雪の降る冬が来たけど、高山に赴任した最初の冬には雪の上を歩こうとしたけどフワフワした感じで、「なんだこれは?歩きにくいなぁー」とピョンピョン飛んだら、お母さんに「滑るし、危ない」と叱られてしまったんだよ。
 今年の冬は大雪だし、なかなか雪道は僕には難しく苦手なんだ。雪道の外出も大変だしね。早く楽に歩ける、暖かい春がやって来るのが待ちどうしいなぁー! 春になったらお母さん あちこちにいっぱいお出かけしようね。


 

第17話 "あいつと私"

大きな門松としめ飾りを背に、お正月 素敵なおすましママとボク、ワンドです  私は、1998年に網膜疾患の為失明し途方に暮れる毎日でした。
 そんなある日、日本ライトハウス視覚障害リハビリテーションセンターの存在を知り、さっそく日常の生活訓練を受講させていただく事になりました。「見えなくても近くのお気に入りの喫茶店まで、自力で行く事が出来たならどんなにいいだろうなあ・・・」私はそんな夢をいっぱいふくらませて白い杖での歩行訓練に励みました。
 そんなころ盲導犬の体験歩行の勉強会がある事を知り、私は迷わず応募し将来にむけて盲導犬歩行を決意しました。何年も待つことを覚悟で訓練の希望を出すことにしました。それにしても私は本当にラッキーだったのです。待つこと数ヶ月にして、スポンサーになっていただく方が見つかり、私の一頭目のあいつマーシュとデビューすることになりました。マーシュはイエローのラブラドールでとても理髪で愛苦しい子でした。贈呈式の日 私は嬉しさと感動で涙が止まりませんでした。盲導犬との生活が始まり私の生活は大きく変わりました。以前はお家の中にこもりがちの私の生活は、マーシュと共にいろいろな事にチャレンジ出来る前向きの性格に変わり小学校などに盲導犬の講話をさせていただく為に出かける様にもなりました。二頭目のあいつレジーナを貸与していただくころには、私は趣味として初めていましたダンスで、区民ホールでのボランティア活動などにも、優等生でしっかり者のレジーナと、出演させていただける充実した日々を送ることが出来るようになりました。
 現在のあいつワンドは、2016年6月末に共同訓練終えたばかりのまだまだ若葉マークの2才ですが、小学校へ出かけ盲導犬の講話をさせていただく活動を続けています。「もう二度と視覚障害者が駅のホームから転落するなど悲しい事故が起こりませんように・・・」そんな私の気持ちを精一杯伝えて帰ってくるのです。ワンドとは「魔法の杖」と言う意味だそうです。私は素晴らしいあいつたちに恵まれとてもラッキーな人生を送っているなーと感じる日々です。
 数年前から短歌を勉強しはじめていまして、そのなかで盲導犬歩行をしているときの感動を書き始めているのです。最後に、私のつたない短歌を書かせていただき終わらせていただきます。

「歩こうね 今日はたくさん 歩こうね 盲導犬と 秋空の下」

「またひと日 無事に過ごせし 夕暮れに 盲導犬と 家路につきたり」

「吉兆と 伝えられこし 島津雨に しばし濡れつつ 盲導犬と歩む」

東京メトロ銀座線青山1丁目駅ホームでの盲導犬使用者の転落事故に関する声明

 平成28年8月15日17時45分ころ東京メトロ銀座線 青山1丁目駅 渋谷方面ホームから盲導犬使用者の品田 直人氏が転落、死亡するという大変痛ましい事故が起きました。
 被害者ご本人はもとより、ご家族様に深く哀悼の意を表します。

 駅ホームは視覚障碍者にとって欄干のない橋を歩いているような場所です。盲導犬使用者の私たちも転落しましたら命がないか、或いは大きな怪我を負うことは必定な場所です。それだけに私たちはパートナーの盲導犬との慎重な歩行を行っていますが、その駅ホームによっては狭い場所に柱やベンチ等、多くの障害物があります。その上、電車に乗り降りする人等、本当に多種多様な利用者が行き来し、非常に危険な場所であります。
 特に駅ホームでは、走行する電車の音が反響し、時にはホームでのアナウンスが聞き取れない場合が多々あります。
 そんな悪条件が重なると、私たち盲導犬使用者は現状判断ミスをしてしまうことさえあります。
 もちろん同伴する盲導犬は決してスーパードッグではありません。あくまでも私たち使用者の指示により、彼らは自分の能力を発揮するのです。
 盲導犬使用者にとって、安全、安心できる歩行、各種交通機関を利用しての安全、安心できる移動は、日常的に強く切望するところです。

 今回の東京メトロ銀座線 青山1丁目駅ホームから盲導犬使用者が転落死したという悲報を受け、私たち全日本盲導犬使用者の会は、より安全に、より安心できる駅ホームを利用するために、次のことを強く求めます。
 

一 ホームドアの早急な設置と、ホームの点字ブロックの再点検等、ホーム上の再度の安全点検をすること。
一 すべての駅ホームに安全監視員など駅係員の人員を増やすと共に、その在所時間帯を長くすること。
一 ホームでの歩きスマホや、点字ブロック上の歩行を妨げる行為等、迷惑行為を強制的に禁止すること。
一 すべての駅に内方線付き点状ブロックを敷設するとともに、視覚障碍者がホーム上の点字ブロックを踏み越え、線路側により近い場所に足を踏み入れたことが、自分自身の足裏の感覚で確実に判断できるよう、ホーム端の部分の床材を容易に判断可能な材質にすること。
一 盲導犬訓練所において全ての盲導犬のフォローアップを定期的に行うことを義務付けること。
一 駅のホームや、各種交通手段の利用等、社会の中で多くの人々に盲導犬使用者を見守り、危険に遭遇しようとしている場合には、速やかに声がけや援助をしていただけるよう私たち盲導犬使用者も強く社会へ啓発、啓蒙に努める。
一 盲導犬使用者が二度とこのような悲惨な事故に巻き込まれないよう、私たち使用者も、より安全な移動に努めて行くと共に、関係各機関に対し安全対策を計るよう強く求める。

平成28年度 執行部組織

 会長 郡司七重
 副会長(事務局担当) 蛭田友子

 理事 会計部 生長善治郎
 理事 情報部 山本誠
 理事 会報部 すきっぷ担当 溝尾智重子
 理事 会報部 池田純
 理事 問題対策部 杉元忠幸
 理事 問題対策部 杉元あけみ
 部員 問題対策部担当 栗田陽子

 監事 森田富廣(とみひろ)
 監事 内藤夏子

 相談役 清水和行