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右向きにシッツしている盲導犬のイラスト
平成29年度 執行部組織のご案内
 
ユーザー リレーエッセー "あいつと私"
最新号 第25話 第24話 第23話
"あいつと私"第23話 2017年8月以降 最新ページへ
"あいつと私"第1話 2016年5月〜第22話 2017年5月分
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ボランティア リレーエッセイ "ボクだって わたしだって おりこうなんだもん"
"ボクだって わたしだって おりこうなんだもん" 第19話 2017年7月以降 最新ページへ
"ボクだって わたしだって おりこうなんだもん" 第1話 2016年6月〜第18話 2017年4月分
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東京メトロ銀座線青山1丁目駅ホームでの盲導犬使用者の転落事故に関する声明 (平成28年9月)

交流会開催費補助制度(平成28年6月1日改正)を更新しました。
★ 第22回総会(平成28年5月)で承認されました、全日本盲導犬使用者の会 『規約』と『役員選挙管理規定』が更新されました。
 
★ 日本補助犬情報センター 「補助犬受入実態の把握および阻害要因の調査報告(補助犬ユーザーアンケート調査編)」(外窓で開く)
★ 全国盲導犬施設連合会 情報誌 DUET25号・盲導犬情報第16号 (外窓で開く)
歩行・お仕事中の盲導犬。お仕事中の盲導犬には、声をかけないでくださいね < m(__)m >
お知らせ
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鹿児島大会にて、盲導犬たち No,13鹿児島大会にて、盲導犬たち No,14

平成29年度 執行部組織

会長 郡司七重
副会長 (事務局担当) 蛭田友子
副会長 (問題対策担当) 森田富廣(とみひろ)

理事 (会計担当) 生長善治郎
理事 (情報部担当) 山本誠
理事 (会報誌《すきっぷ》担当) 三林千巻(みつばやし ちまき)

監事 池田純
監事 内藤夏子

ユーザー リレーエッセー "あいつと私"

"あいつと私" 第25話

ガイダと私 ウォーキングフラッグ「旅は犬連れ世は出合い」 私の「あいつ」の名前は「ガイダ」といいます。御年6才の女の子です。ガイダという名前は日本では聞き慣れないでしょう。ガイダはオーストラリアのメルボルン生まれですからきっとオーストラリアの女の子の名前からとったのかも知れません。家族の間では「ガイちゃん」と呼ばれています。
 ガイダの主たる仕事は私の日課でもあり趣味でもあるウォーキングにパートナーとして付き合うことです。これまで私はガイダを含めて3頭と歩いてきました。仕事をしていた時代の2頭は主には毎日の通勤の友でした。ガイダとは定年退職して3年目にチームを組みました。
 私にとってウォーキングとは単なる散歩ではなくエクササイズとして毎日のルーティンワークです。大抵は朝の時間帯に5Kmを1時間かけて歩きます。そして毎月予め計画して県内外の歴史街道や交通量の少ないルートを選び10Kmを目安に同行援護者を交えて歩いています。年間の累計では1,000Km以上歩いていると思います。
 私は視覚障害者の仲間にスポーツとしてのウォーキングを勧めたいです。毎日時間に余裕のある方や高齢者もそれぞれの状況に合わせて行うことができます。
 そして盲導犬はウォーキングパートナーには最適です。ウォーキングのためだけでも盲導犬を持つ価値はあるとまで思っています。
 最後にガイダの得意なことと不得意なことを紹介します。歩車道の区別のない道路では左側端に沿ってきちんと歩きます。車とすれ違う時も後ろから追い越される時でも更に左に寄せたり立ち止まったりする必要はないほどです。また、ガイダは人懐こい性格ですが、独りでも長い時間健気にじっと待つことのできる犬です。
 一方、不得意なことは狭い場所や建物の陰などのような閉鎖された場所でのトイレです。何しろ田舎暮らしに慣れたカントリーガールになってしまったせいか草が無かったり土が出ていないと落ち着かず時間がかかります。多目的トイレを使えるようになれば大都会にもどんどん出かけられるのですがね。そうなればガイちゃんは私にとってはもはやスーパードッグですね!



"あいつと私" 第24話

リタイアの色々

お出かけスタイルで家の横を歩いているあいつと私  私は今、13歳になる三頭目のベルと、静かな時を過ごしています。
 一頭目のコーラルは自分で見取り、二頭目のアプカは知人に託し、どちらも13歳でなくなりました。そしてベルも今年、彼らが逝ったのと同じ年齢になってしまいました。でも、今のところまだ元気で、バスにも乗れるし、家の階段の上がり降りもできます。すぐに疲れて、歩きが遅くなったり、信号待ちやバス停で座りこんだりしますが、出かける気は満々です。去年あたりから、天候や行き先に因って、留守番させることが増えてはきましたが、一応今も現役です。
 アイメイト協会では、いくつになったらリタイアさせなさいという決まりも指導もなく、相談にはのってくれますが、ユーザーの判断に任せられています。そのため 、一頭目の時は、いつをもってリタイアさせれば良いのかわからなくて、もう少し、もう少しと思っているうちに年を重ね、時期を逸してしまいました。コーラルの衰えに自分が合わせて、ゆっくり歩いたり、バスのステップや駅の階段は半分抱き上げて支えたりしながら歩きました。そうして我家で見取ったのです。完全に寝たきり状態になったのは最後の五日間だけですが、一年前くらいからは家で留守番していることが多かったし、酷使したつもりはないものの、もっと早くにリタイアさせてあげたほうがよかったのではないかという思いが残りました。 それで、二頭目のアプカは、もらった時から、10歳になったらリタイアさせると決め、そのようにしました。知人宅で、かわいがってもらい、幸せに過ごしたと思いますが、14歳を目前になくなりました。3ヶ月くらい前から寝た切りに近い状態になっていたらしいのですが、知らせが来たのは、なくなった次の日で、火葬も済んでからだったので、突然のあっけない別れとなりました。知人に託した日のこと、ご夫婦で迎えに来てくれ、私がアプカを車に乗せました。「ぼくが先でいいの?」と、一瞬躊躇した感じはあったものの、きっと私も一緒に行くものと思ったのでしょう、素直に乗って、後部座席の足元に伏せました。ところが私は乗らないで、さよならをし、ドアを閉めたのです。その時は 、覚悟していたことでもあり、また知人の手前もあって、笑顔で見送ったのですが、車が行ってしまうと涙があふれ、止まりませんでした。アプカにとっては、すごい裏切り行為だったんだろうなと思うと、今でも思い出すたび涙がこぼれます。その後 数回会いましたが、アプカはすぐに向こうのお宅に馴染んだようで、私に会っても、後追いをするようなことは一度もありませんでした。これでいいんだと思いつつも、結局、自分で見取っても、早めにリタイアさせてもどっちがよかったのかはわかりません。それで、ベルとは、また最後まで一緒にいることに決めたのです。
 ベルの体調に合わせ、仕事を選んだり、食時に好きな物を入れてあげたり、まだ現役なので、完全に手綱を緩めることはできませんが、快適さと喜びを感じてもらえるようにと心がけています。
 ベルを置いて、白杖で出かけることも増えた私は、今までベルと歩き慣れた道を独りで歩く時、こんなにも歩道が狭かったんだとか、ずいぶんいっぱい障害物があったんだと驚かされています。こんな所を、まるで何も無い所のように、すいすいと誘導してくれていたベルに、あらためて感心させられ、感謝の気持ちでいっぱいになります。独りで出かけると、バス停やバスの中などで、「わんちゃんはどうしたの?」と必ず何人かの人に声をかけられます。これまで、どれだけの人に事情を説明したことでしょう。久しぶりに連れて行けば、「今日は一緒なのね。会えるとなんだか私も嬉しいわ」と言われることもあります。ベルが一緒の時は、おそらく遠くで見守ってくれていたんだろうと思われる人が、「今日は私がわんちゃんの代りに」と、手を引いてくれることもあります。
 そんな暖かな環境に恵まれて、最後まで、そしてできるだけ長く、ベルとの穏やかな日々を過ごせますように!そう願っている私です。



"あいつと私" 第23話

2017年5月28日 全犬使会徳島大会 大塚美術館にて 私は長崎県のユーザーで大津かほると申します。パートナーはヴィーノ、イタリア語でワインという意味です。黒ラブで6歳のオスです。
 私が1頭目の盲導犬アリスと出会ったのは、今から40年前、昭和52年の秋でした。アリスと初めて二人だけで外出出来た時のあの嬉しかった気持ちは今でも忘れられません。人の手を借りずに外出できるというのがこんなに自分を豊かにしてくれるのかを心から実感した瞬間でした。それ以来私は7頭の盲導犬たちと出会いました。
 その当時30歳だった私も70歳となり夫は4年前に亡くなりました。2歳だった息子は今や42歳です。彼らは40年という大津家の歴史の中でいつも中心にいて私たち家族を見守ってくれていたような気がします。
 40年の中には横断歩道の真ん中でツーをした子もいましたし、飛行機が苦手な子やバスの苦手な子もいました。それぞれの思い出がありますが私がいちばん自慢したいのは、どの子も病気知らずの元気な子ばかりでした。それがユーザーにとってどんなにありがたいことか皆さんにはお判りだと思います。
 私は結婚した当初、これから先 家事をこなしていくための基本はひとり歩きが出来ることだと思っておりました。でもその当時の私は白状歩行が苦手で、いくつかある歩行手段の中からこの盲導犬歩行を選びました。彼らは今の私を形成していく上で大変大きな役目を果たしてくれたと思っております。
 4年前 夫が亡くなった時、私は6頭目のウェルと暮らしていましたが、すべてに自信を無くしてしまい、盲導犬はこの子で最後にしようと決めていました。それが縁あって7頭目のヴィーノと出会いました。あれだけ気弱になっていた私なのに、共同訓練の初日にヴィーノの体に触った瞬間「ああ、やっぱり私には彼らが必要なんだ。」と思わず涙が後から後から溢れてきました。
 現金なもので、ヴィーノとコンビを組んでからはまるで1頭目のアリスの時のようにあそこにも行きたい、ここにも行きたいと以前の自分に戻ったようでとても嬉しかったです。
 ヴィーノは今6歳、一日も永くヴィーノといっしょに元気で歩けるように、これからも健康に気を付けて感謝の気持ちを忘れずに穏やかで楽しい時間を過ごしていきたいと思っております。

東京メトロ銀座線青山1丁目駅ホームでの盲導犬使用者の転落事故に関する声明

 平成28年8月15日17時45分ころ東京メトロ銀座線 青山1丁目駅 渋谷方面ホームから盲導犬使用者の品田 直人氏が転落、死亡するという大変痛ましい事故が起きました。
 被害者ご本人はもとより、ご家族様に深く哀悼の意を表します。

 駅ホームは視覚障碍者にとって欄干のない橋を歩いているような場所です。盲導犬使用者の私たちも転落しましたら命がないか、或いは大きな怪我を負うことは必定な場所です。それだけに私たちはパートナーの盲導犬との慎重な歩行を行っていますが、その駅ホームによっては狭い場所に柱やベンチ等、多くの障害物があります。その上、電車に乗り降りする人等、本当に多種多様な利用者が行き来し、非常に危険な場所であります。
特に駅ホームでは、走行する電車の音が反響し、時にはホームでのアナウンスが聞き取れない場合が多々あります。
そんな悪条件が重なると、私たち盲導犬使用者は現状判断ミスをしてしまうことさえあります。
もちろん同伴する盲導犬は決してスーパードッグではありません。あくまでも私たち使用者の指示により、彼らは自分の能力を発揮するのです。
盲導犬使用者にとって、安全、安心できる歩行、各種交通機関を利用しての安全、安心できる移動は、日常的に強く切望するところです。

 今回の東京メトロ銀座線 青山1丁目駅ホームから盲導犬使用者が転落死したという悲報を受け、私たち全日本盲導犬使用者の会は、より安全に、より安心できる駅ホームを利用するために、次のことを強く求めます。

一、 ホームドアの早急な設置と、ホームの点字ブロックの再点検等、ホーム上の再度の安全点検をすること。
一、 すべての駅ホームに安全監視員など駅係員の人員を増やすと共に、その在所時間帯を長くすること。
一、 ホームでの歩きスマホや、点字ブロック上の歩行を妨げる行為等、迷惑行為を強制的に禁止すること。
一、 すべての駅に内方線付き点状ブロックを敷設するとともに、視覚障碍者がホーム上の点字ブロックを踏み越え、線路側により近い場所に足を踏み入れたことが、自分自身の足裏の感覚で確実に判断できるよう、ホーム端の部分の床材を容易に判断可能な材質にすること。
一、 盲導犬訓練所において全ての盲導犬のフォローアップを定期的に行うことを義務付けること。
一、 駅のホームや、各種交通手段の利用等、社会の中で多くの人々に盲導犬使用者を見守り、危険に遭遇しようとしている場合には、速やかに声がけや援助をしていただけるよう私たち盲導犬使用者も強く社会へ啓発、啓蒙に努める。
一、 盲導犬使用者が二度とこのような悲惨な事故に巻き込まれないよう、私たち使用者も、より安全な移動に努めて行くと共に、関係各機関に対し安全対策を計るよう強く求める。
鹿児島大会にて、盲導犬たち No,1鹿児島大会にて、盲導犬たち No,2