
心にゆとりを 人生を豊かに! 野澤 実 会報32号より (2009年)
盲導犬と暮らし始めて10年が経ちました。今 一緒にいるパートナーの「ダイン」は6歳のオスです。私にとって2頭目のパートナーです。盲導犬を持つきっかけは、「見えていた頃のように、外を自由に歩きたい。」と思っていた時に、「盲導犬を使ったらどうだ」と、知人に勧められたことでした。その時は「犬を飼ったことがないし、世話がきちんとできるのだろうか。盲導犬を信じて歩けるだろうか。」と不安がいっぱいでした。でも、家族や周りの勧めもあり思い切って希望し、一頭目のパートナーのピアスと出会うことができたのです。1998年4月のことでした。
ピアスと一緒に町を歩き始めると、自分がこうして盲導犬とともに生きていることを、多くの人にアピールしていきたいという気持ちがわいてきました。最初は自分一人で活動していましたが、限界がありました。そのころは、入店拒否、乗車拒否にたくさん出会い、そのたびにいやな思いをしたり、人と一緒にいろいろな所に入ろうとしても、私一人だけ入れずに、みんなに迷惑をかけたりすることもありました。ユーザーや盲導犬がどうしたら社会に受け入れられるのかを、県内のほかのユーザーたちとも話し合いました。その結果、みんなで協力して啓発活動をしていくことが必要だという意見にまとまり、2003年12月7日に、鳥取ハーネスの会を立ち上げました。
最初のメンバーはユーザーだけでしたが、活動を始めて、たちまち難問が生じました。盲導犬のトイレの問題です。みんなで助け合ってトイレの場所を探すのですが、なかなか思うようになりません。「誰か手伝ってくれる人がいたらいいなあ。」と、ユーザー同士で話していました。
いろいろな会で講演を頼まれることが増え始めた頃の2004年7月、鳥取市内の小学校PTA主催のイベントで話をしました。その時に、上のような悩みがあると話したところ、PTA役員の方達が活動の支援を申し出てくださいました。それ以来、いろいろな活動をする中で、引退犬ボランティアや多くの支援者に出会い、交流の輪が広がってきました。現在、会員はユーザー5名(盲導犬4頭)、引退犬ボランティア3名、活動支援ボランティアが25名。そのほかにユーザーの家族や、イベントをするときは声をかけてと言われる方が数名います。
主な活動は、大きく分けて二つあります。
一つ目は、「より多くの人に盲導犬を知っていただくために研修会や写真展を開くこと」です。2004年12月に、初めての研修会「盲導犬を知っていますか?」を企画し、体験歩行や講演を開催しました。少し前に新潟中越地震があった頃で、被災されたユーザーのために少しでも力になりたいと思い、手作りグッズ(これもボランティアの方の協力です)を参加者に購入してもらい、売り上げを寄付することもできました。その他にも、「クイール」の映画上映と多和田悟さんの講演会の企画を県に提案して採用されたり、「盲導犬とともに歩んで」というテーマで、ユーザーの話と地元ミュージシャンの歌をきいていただく「コンサート」を開いたりしました。写真展は、研修会と同時に開催することも多く、ユーザーと盲導犬の生活の様子や、引退犬の生活を写した写真を展示しています。
二つ目は、「ユーザーとボランティアの家族ぐるみの交流を図ること」です。最初の年は、鳥取県の大山のペンションに出かけました。おいしい昼食をいただいた後、乗馬体験をしたり、高原を散策したりしました。二年目は、松江市の堀川の遊覧船に乗って、すがすがしい春の一日を満喫しました。三年目の今年は、津山にて「岡山盲導犬使用者の会」の皆さんと交流会をしました。
その他にも小・中・高等学校や、公民館等から依頼を受けて、子どもさんや保護者、地域住民に盲導犬と私の生活について話をすることも多くあります。他のユーザーや会員も同じように会に招かれ話をしています。私は、より興味を持って話を聞いてもらうために、クイズ形式ですすめることがありますが、これは大変盛り上がります。私自身と参加者のみなさんとの距離が、一気に縮まるような心地よさを感じます。本県で開催された全国生涯学習フェスティバルの研修会でもクイズを行い、多くの方に楽しんでいただきました。このような会では、盲導犬の啓発とともに、一人でも多くの視覚障害者にユーザーになってほしい、という気持ちも伝えています。また、グッズ販売の収益や募金などを、狂犬病の予防注射、フィラリアの薬、混合ワクチン注射等の費用として、本会各ユーザーに補助しています。これは、盲導犬にかかる多額の経費が少しでも軽減できれば、ユーザーになろうと考える人も増えるのではないかとの思いから始めた取り組みです。今後も、これらの経費補助を充実したり、災害に見舞われて困っているユーザーたちの支援をしたり、行政に盲導犬の経費負担を働きかける活動をしたりしていきたいと思っています。
これからも、「心にゆとりを 人生を豊かに!」を合言葉に、自分のできる時に、できる範囲で、盲導犬を知ってもらうための活動をしていこうと考えています。
最後になりましたが、全国的には、まだまだ入店拒否、乗車拒否などの問題があります。旅館やホテルなどで「盲導犬同伴」と言って断られたという事例が鳥取県内でもあります。本会の活動を通して、そのようなことを少しでもなくしていきたいと思っています。私たちユーザーもいろいろな県に出かけて行きますが、この鳥取県に来られた他県のユーザーの方を県民の皆さんに気持ちよく受け入れていただき、「鳥取県に来てよかったな」という思いとともに帰ってもらえる県にしたい、という気持ちで活動をしていきたいと思っています。
多賀 輝宏 会報31号より (2008年5月)
「石だたみ」と聞けばヨーロッパの整備された街路を連想する。しかし、そうではなかった。一抱え以上もある大石が積み重なった状態でごろごろしているのである。土が流されないために置かれた石だったが、長年の風雨はそれを許さなかった。世界遺産登録を直前にした熊野古道の「まごせ峠」である。
2002年10月、補助犬法が施行されたときだ。新米ユーザーの私が呼びかけて、五頭の盲導犬と十名のボランティアさん、それに三重県がPRのチャンスとばかりに全面協力。なんと地元のボランティアさんが60名も来てくださった。そのおかげで石ころの山も左右前後からつりあげられて「かご」状態。一泊二日の古道あるきだった。宿泊の夜、盲導犬普及のための「よびかけ」をおこなった。
そして翌年五月、NPO法人として出発することとなった。
法人とするには異論もあった。だが県との連携を考えると必要なことでもあった。そして三重県のユニバーサルデザイングループの一つとして認定され、講演、啓発のための助成金を受けることができた。
十年以上も前のことであるが、東京から児童文学者で盲導犬ユーザーのM・なまえ氏を津市に招いたことがある。ところがその時、津市では盲導犬受け入れホテルが一つ、タクシーが一社、飲食店は数店しかなかった。
私のパートナー、クロスもバスの中では「怖い」と騒がれる。飲食もできない、懇親会、忘年会にも参加できないことが続いた。
こうして啓発グループの誕生となったのだった。
時流がさいわいした。ちょうど「クィールの一生」によるマスコミの追い風もあった。講演先の小学生、中学生、ボランティアさんたち、補助犬協会の仲間たちと共に津市内のすべての商店街、四日市、松阪、上野(現 伊賀市)、伊勢のおかげ横丁など中心市街地を回わり「食事のときはこうしているのですよ」と具体的に見てもらった。入店可のシールを1000枚、募金箱1000個を配布した。県知事と県会議長とも懇談した。毎日あちらこちらのバスに乗り「これは盲導犬ですから大丈夫ですよ」と車内の人に声をかけ、路で出会う人々に声をかけて路をたずね、居住地の自治会を通じて2000世帯にあいさつ状をとどけた。ボランティア連絡協議会など市民団体にも参加し、クロスを紹介して回った。
盲導犬と初めて接した人たちは、こちらの知らないうちに「かわいい」とクロスを抱き、なでまくった。おかげでクロスは人についてゆくという悪影響をまともにかぶってしまった。だがこうして協会もクロスも市民権をえた。
五年経過した今、津市では入店拒否はほとんどなくなった(二年前に一回のみ)。拒否があった場合、県UD担当者がただちに出向いてもくれる。県からの貸与も二頭とふえた。ライオンズクラブや獣医師会からの募金も増え、事務所の費用も盲導犬保健費用(希望する者に年間3万円)も捻出しつづけている。
昨年は、三重県からUDグループ表彰もいただいた。盲導犬数も徐々に増えつつある。でもまだまだ「盲導犬はかしこい?」と知ってはいても「どうかしこいのか」ということを知らない人も多い。「補助犬は世話が大変で役にたたない」といった風潮が障害者の中にある。
私は言う。 「そうですよ、車とおんなじなんです。使わなければあんまり意味がないですよ」と。そのためにも出かける先をつくらなければと自己啓発をする。
今年の3月23日には「紙ふうせん」を招きコンサートをおこなった。1000名の観客のステージでショッキングピンクの洋服に銀色のふちどりのある白い翼をつけ正面を向いて立つクロスの姿は、りりしく誇らしげであった。
4月27日にも三重トヨペットと「ハイブリットカー体験会」をした。年三回おこなう伊勢神宮での啓発活動と食事は幼い孫娘も参加しての楽しいひとときでもある。
だが、まだまだ課題も多い。少しでも早く、すすんだ県に追いつきたいとかたつむりの歩みをつづけている。
懇親会を終えて 岡山県 竹野 磨智子(たけの まちこ) 会報30号より (2007年11月)
皆さんこんにちは。私は岡山市の竹野磨智子です。パートナーは、オスのラブラドール・リトリバーで、5歳になるビアンです。
岡山県盲導犬 友の会は平成2年6月発足で、岡山県下の全ての盲導犬ユーザー(現在18名)に加え、会の活動に賛同してくださる方や、顧問として獣医の先生にも加わっていただいていますが、20名ほどの小ぢんまりしたグループです。活動は、懇親会と総会をそれぞれ年1回行うのが中心で、そのほかは、各会員がそれぞれの地域や学校で講演などの啓発活動をしています。
懇親会ではこれまで、県内の日帰り旅行や食事会などを行ってきたのですが、昨年9月16日(日)に開催した懇親会は栃木盲導犬センターの福井さんに来ていただき、日本国内や海外の盲導犬事情のお話をうかがったり、試作品も含めたいろいろなハーネスを見せていただきました。岡山県には、北海道・栃木・九州を除く6協会のユーザーがいて、普段からわりと情報交換しやすい環境ではありますが、身近にユーザーのいない栃木から講師に来ていただけるということで、みんな楽しみにしていました。当日は、ユーザー・盲導犬希望者・付添やボランティアさんなど25名ほどの参加でしたが、福井さんが話される具体的な数字を上げたり、様々な角度から見た盲導犬事情のお話に感心したり、普段のものとは違う構造をしたハーネスが以外に歩きやすかったと感動したりと、有意義な1日になりました。
ただ、この日は会場として視覚障害者センターの一室を借りていたのですが、建物の玄関脇の点字ブロック上で失敗してしまったわんちゃんがいたり、他の会合が入っているにも係わらず、懇親会参加者の車で駐車場がいっぱいになり、その整理に手間取ってしまったことから、視覚障害者センターの職員の気分をかなり害してしまいました。
今回こういうトラブルが起こってしまった原因には、見えている人の数を確保することばかりに気をとられ、ある程度の人数が集まったことに安心してしまった点にあると思います。その結果、初参加の方が多かったうえ、ボランティアさんとしてよりも付添として来られた方がほとんどだったため、注意事項などをほとんど説明しないまま会を始めてしまいました。そして、お昼休みのころになって駐車場の整理をすることになったのですが、見えている方たちがお互いに顔や名前が分らず、車を移動させようにも誰に声をかけてよいか分らず、かなり時間がかかってしまいました。そのうえ、点字ブロック上での失敗も、私たち参加者ではなくセンター職員が先に発見してしまったため、結局、いつ、どのわんちゃんがしたものか分らず仕舞いで、余計に問題を大きくしてしまいました。
先ほど、有意義な懇親会だったと書きました。それは本当なのですが、実は、友の会の会長でもあり視覚障害者センターの職員でもある私にとっては、この日の午後はこれらのトラブルのことばかりが気にかかり、珍しいハーネスを着けての体験歩行を楽しむ気分もそがれてしまいました。今から考えると、ちょっと残念なことをしたなぁと思います。
さて、私たちの会では例年は懇親会が終われば後は年度末の総会を残すだけなのですが、今年度は思いがけず共同募金会から配分金がいただけたため、数年に渡り懸案だった会のパンフレットを思い切って作りました。盲導犬ユーザーに出会ったときの注意事項を簡単にまとめたチラシはあったのですが、今回は、友の会の紹介や、街でユーザーに出会ったときに、してほしくない事としてほしい事・補助犬法について・ユーザーからの一言・各協会の連絡先など、盛り沢山の内容になりました。
また、折角配分金をいただくのなら、会員相互の親睦を図るだけでは申し訳ないと、12月2日(日)には補助犬体験会も計画しました。これまでは自分たちだけで盲導犬(ユーザー)に係わることだけしか行ったことがないのに、今度は、県内の各障害者団体や関係者に呼びかけて、介助犬や聴導犬のデモンストレーションを見ていただくので、これまでとはかなり勝手が違い、無事に開催できるのかとどきどきでした。
お借りする会場ではトラブルが起きないように気をつけなければいけません。それには今後、友の会のボランティアさんとして、盲導犬や障害者に理解のある方に集まっていただくことと、そのボランティアさんたちといかに連携を図っていくかが私たちのこれからの課題だと思います。また、最近になって、他県のハーネスの会から交流会をしたいと声をかけていただくようにもなりました。岡山県盲導犬友の会はこれまで、ほとんどユーザーのみの会でしたが、こうした周囲の方のご協力を得ながら今後発展していけたらよいなあと思っています。
これを読んでくださっている皆さんのお力をお借りすることもあるかもしれませんが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
京都市 大西 正広 会報29号より (2007年5月)
2005年の秋、関西盲導犬協会・盲導犬ユーザーの会(つつじの会)の10周年記念大会を協会所在地の京都で2泊3日で開催しました。
その準備に当たる我々京都在住の盲導犬ユーザーにとっては、研修会と二日間に渡る観光などの誘導サポートをどのように確保するかが最大の課題でした。京都にある視覚障害関係のボランティアグループにお願いするという方法もありましたが、こういう機会にこそ一般市民の方々と盲導犬や視覚障害者が触れ合い、知ることから理解へ結びついていく場になればと考えました。
そこで、一般市民に公募したところ、70名の方から参加申し込みがあり、この人たちに、視覚障害者への接し方から盲導犬ユーザーへの関わり方など、アイマスクによるデモなども含めて学習会を開催しました。
その結果、当日はベテランボランティアからみると「大丈夫かいな」と思わせられるような場面もなくはなかったようですが、見える者・見えない者、ペアそれぞれが楽しい思い出を残して無事大会を終了することができました。
この準備会の打ち上げ会の中で「せっかく、こうして関わり合いになれたことでもあり、今後有志で活動を続けていこうではないか」ということになり、京都在住盲導犬ユーザーやサポートしてくださった市民有志が集まって、「京都在住盲導犬使用者とともに歩む市民の会」という目的そのままの長い名前をつけ、愛称を「京都ハーネスの会」として、2006年3月に50数名で発足しました。
私たち京都ハーネスの会の案内文から一部引用させてもらいますと、盲導犬を介して視覚障害者の理解を深め、社会生活における様々な課題を広く市民の方々と共に考え、実感し、いつでもどこへも自由に出かけられる、そんな環境づくりを目指して活動しています。
盲導犬と視覚障害者、市民が一緒にまちを歩いたり、飲食店に入ったり またコンサートなどの行事を通してともに楽しみながら考え合っていく、そんな会です。
盲導犬について語るとき、世間一般には「見えない人を何処へでも連れて行ってくれる」、「賢くてかわいい犬」というイメージを持たれている方がほとんどではないでしょうか。盲導犬は決してスーパードッグではないにもかかわらず、そのように捉えられているのが実情であると思います。そして、それは結果として障害のある人たちの存在を社会的に弱いもの、小さなものにしてしまっているということも言えるのではないでしょうか。
一方で、盲導犬は街なかで注目される存在です。一般の方も単純にかわいいという感覚で側に寄ってこられます。こんなに注目されている盲導犬に視覚障害者のことを知ってもらう一役を果たしてもらおう、というのがこの会を立ち上げた趣旨です。盲導犬を使用する視覚障害者と一般市民の人たちが一緒になって時間と場所を共有し楽しみながら互いを知り理解し合っていこうと考えています。また、一緒に行動し語り合う中から、盲導犬と視覚障害者に関する啓発活動と社会の受け入れを容易にしていくための働きかけなどが広がりをもっていければと考えています。
この会の活動を通して、参加される市民の方々ひとりひとりの心に、視覚障害者のことについて何かを感じ取ってもらいたい。そして、同じ地域、同じ社会の中で共に生きている、という意識が大きく芽生えていくことを切望しています。
私としては、過去10年間つつじの会で、盲導犬ユーザーと協会関係者・職員が一体となって事業に関わっていける、そしてユーザーはConsumer(消費者)としての意識に芽生えて欲しいという思いで活動を続けてきましたが、今度は、地域でユーザーと市民が盲導犬を介して、同じ目線で「障碍」を考え・行動しあっていける、そんな環境を目指して歩んでいきたいと考えています。
会長 佐々木 達夫(ささき たつお) 会報28号より (2006年)
「よりよい盲導犬使用者」をめざして、楽しく研修することを目的とする。併せて会員相互の親睦を図る。
発足は、平成8年、親睦と情報交換を目的として、「秋田県盲導犬使用者の会」が産声を上げました。 そして、楽しく研修を重ねておりましたが、盲導犬の地位向上のため、社会にアピールして行くためには、
規約等を定め運動しなければと考え、平成12年に現在の体制になりました。
規約の中で工夫したのは、議決権は盲導犬使用者だけにあることを明確にした事です。 これはえてしてボランティア優位になるのを防止するためです。
通常事業として総会と研修会があります。総会では、終了後花見を行い情報交換と親睦を図っております。 当会のメイン事業は研修会です。研修会では、「よりよい盲導犬使用者をめざし」次ぎのような活動を実施しております。
年度 研修名
1996年(平成8年度) 発足総会
1997年(平成9年度) ホテルでの宿泊マナーについて
1998年(平成10年度) 宿泊研修
1999年(平成11年度) 盲導犬「入店可」運動(秋田駅周辺)
2000年(平成12年度) 盲導犬「入店可」運動(イオン周辺)・臨時総会
2001年(平成13年度) 大潟村「盲導犬ふれあい交流教室」・「きりたんぽ」手作り体験
2002年(平成14年度) 身体障害者補助犬法の勉強会・ボランティアグループとの「グランドゴルフ」
2003年(平成15年度) 「身体障害者補助犬法」街頭啓蒙活動・ボウリング・グランドゴルフ
2004年(平成16年度) 盲導犬の健康管理について・グランドゴルフ
2005年(平成17年度) 十周年事業「介助犬ってなあに?身体障害者補助犬を知ろう。街頭募金活動
2006年(平成18年度) 盲導犬同伴可啓蒙活動
ボランティアについて
団体で行動するためには、ボランティアが必要です。当会の中心になってくれている方が二名おります。 それに、秋田大学のサークル「Vネット」が協力してくれますので円滑な運営ができます。
ボランティアの皆様には年1回「視覚障害者および盲導犬使用者に対するサポート講習会」を実施しております。 出来る限り盲導犬に仕事をしてもらうようにサポートをお願いしております。
会員数の推移(4月1日現在)
1996年(平成8年) 8人
1997年(平成9年) 10人
1998年(平成10年) 11人
1999年(平成11年) 14人
2000年(平成12年) 16人
2001年(平成13年) 16人
2002年(平成14年) 17人
2003年(平成15年) 16人
2004年(平成16年) 13人
2005年(平成17年) 15人
2006年(平成18年) 14人
大分県内の視覚障がい者で盲導犬を持ちたい方に無償で貸与し、社会参加を支援するために設立した団体です。 このための募金活動や、啓発活動を行っています。
大分県 湯澤 純一(ゆざわ じゅんいち) 会報27号より (2006年)
当協会は、昭和58年1月に設立し、平成17年度までに34頭の盲導犬を導入しましたが、現在12頭が活躍しております。ここ2・3年内にリタイヤ入れ替え組と新規申し込者を含めますと、10頭から11頭の盲導犬が必要です。全国的に待機者は多く、合格率の低さと反比例し、需要と供給のバランスが取れず、当協会も苦慮しているところです。
平成17年度 事業報告
1. 盲導犬の導入
平成17年7月 安岐町 高橋道弘 スコット号導入
平成17年11月 大分市 碓井由子 ゆめ号導入
大分市 森下信乃 アリヤス号導入
平成18年 1月 大分市 清原イツヨ セイラ号リタイヤし エルフ号導入
大分市 多々良照子 サンテ号リタイヤし 待機中
2. 街頭募金活動
平成17年5月 大分トキハデパート玄関前
平成17年8月 宇佐四日市夏祭り会場
平成17年10月 OBSラジオ祭り平和市民公園会場
平成17年12月 大分トキハデパート玄関前
平成18年3月 大分トキハデパート玄関前
3.募金箱設置場所の拡充
大分市、別府市を中心に主要市町村内病院など多くの皆様方が利用される施設や店舗等にお願いし、平成17年度中までに120個配布設置しております。一人一人の小さな善意が、大きな結晶となって、盲導犬導入の資金となっております。
4.盲導犬の啓蒙啓発活動
ふれあい学習講演会
大分県内大学、高等学校、中学校、小学校
大分県内ボランティアグループ他
5.コンサート活動
平成17年 7月 第1回オカリナの調べコンサート主催
平成17年 9月 第22回三曲(琴、尺八、三味線)演奏会主催
平成17年11月 クロアチアピアニストマキシムコンサート会場、募金活動
平成18年 1月 第2回オカリナとギターの調べコンサート主催
6.その他の行事
平成17年 4月 札幌・小樽と函館2泊3日の旅慰安旅行
平成17年 5月 大分県身体障害者スポーツ大会開会式参加
平成17年10月 総合福祉会館秋の交換会参加
平成17年12月 障害者の日福祉大会参加
平成18年度 事業計画(案)
平成18年4月 大分市 北林マキ 盲導犬導入予定 佐伯市 田原克巳 すず号リタイアし 入れ替え予定
平成18年4月 フジ子ヘミングピアノコンサート会場 募金活動
平成18年5月 ビッグアイ障害者スポーツ大会開会式参加
平成18年5月 大分トキハデパート玄関前街頭募金活動
平成18年5・6月 多々良照子他2名 盲導犬導入予定
平成18年8月 第3回オカリナとピアノの調べコンサート主催
平成18年9月 第24回三曲(琴、尺八、三味線)演奏会主催
平成18年10月 OBSラジオ祭り平和市民公園会場街頭募金活動
平成18年10月 総合福祉会館秋の交換会参加
平成18年12月 障害者の日福祉大会参加
平成18年12月 大分トキハデパート玄関前街頭募金活動
平成19年1月 第4回オカリナの調べコンサート主催
平成19年3月 別府市 湯澤純一 エバ号リタイア入れ替え予定
平成18年4月〜19年3月 ふれあい授業講演会等依頼があり次第、随時参加
平成18年10月28日(土)より30日(月) 全日本盲導犬使用者の会交流会別府湯布院大会開催
第1日目 開会式と懇親会
第2日目 別府・湯布院観光と懇親会
Aコース 別府地獄巡りと海タマゴ水族館
Bコース 湯布院湯の壷街道・金鱗湖(きんりんこ)散策とハーフワールド
第3日目 みかん狩と閉会式
大分県は素晴らしい海と山の幸に恵まれています、宿泊予定の別府ホテル清風も、参加の皆さん全員に満足していただけると思います。交流会実行委員ならびに関係スタッフ一同、大分での開催がメモリアルな交換会になります様、準備に頑張っております。乞う、ご期待 !!
会からのコメント
盲導犬を含めた補助犬法が施行されて、障害者の社会進出や行動範囲は確実に広がっておりますが、まだまだ障害者は勿論、補助犬への認識が理解されておりません。盲導犬は視覚障害者の大切なアイパートナーではありますが、それだけでは無く、人生の良きパートナーともなっております。一人でも多くの視覚障害者が盲導犬と歩んでいただきたく、啓蒙啓発活動を続けてまいりますが、多くの皆様方の善意をお待ちしております。暖かい愛の手を差し伸べてください。
原 哲夫(はら てつお) 会報26号より (2005年)
会の設立は1998年10月です。本会設立の直接のきっかけは、ウーリッチという病気がちだった盲導犬が13才で引退し、ボランティア家庭に引き取られたものの亡くなるまでに多額の医療費がかかったことを教訓に、盲導犬と引退犬の高額医療費の一部を支援しようという呼びかけからでした。
その数年前から松本市内の5名の使用者が松本盲導犬ユーザーズネットという親睦会をつくっていましたが、仲間のそのような深刻な問題に直面してなんとか個人の負担を軽くできないかと考えていました。
そんなとき、ユーザーズネットに理解のある人から、「盲導犬の活動を支援する会をつくってできるだけ多くの人たちからカンパしてもらうと良いのでは」というアイディアをいただきました。
そして、1998年10月2日に約50名の参加を得て設立総会を松本市で開くことができました。
1、会の概要
(1) 設立 1998年10月
(2) 会員数 およそ200名
盲導犬使用者 26 引退犬飼育者 5 一般支援者 170
(3) 組織形態
任意団体
役員数 8名
(4) 主な事業
ア.盲導犬と引退犬の高額医療費への助成基金(ハーネス基金)の運営
イ.盲導犬使用や引退犬飼育についての理解を広げる広報活動
ウ.会員間の交流と研修のための講演会などの実施
エ.盲導犬用コートなど装着品の製作と販売
オ.会報“ハーネスながの”の発行およびホームページ運営
2、 本会の特徴
長野県ハーネスの会にはいくつかの特徴があります。第1に、活動の大きな柱として県内の盲導犬と引退犬の高額医療費への助成を行なっていることです。第2に、会員は盲導犬使用者だけでなく引退犬飼育者と一般支援者から構成されており、会員数の上では一般支援者の数が圧倒的に多くなっています。そのため、会運営を行なう役員も一般支援者と盲導犬使用者、引退犬飼育者で組織しています。第3に、盲導犬使用者は出身盲導犬協会の違いを超えて県内のほぼ全員が入会しています。活躍している26頭の盲導犬は日本ライトハウス、アイメイト協会、日本盲導犬協会、そして北海道盲導犬協会の4訓練所で育った犬たちです。使用者の間には出身協会の違いによる派閥意識や排他的な雰囲気は全く感じられません。
3 これまでの活動
ア.ハーネス基金による盲導犬使用者と引退犬飼育者に対する健康管理費助成と高額医療費への一部助成の事業は99年から続けてきました。この5年間の総額はおよそ100万円を超えているだろうと思われます。
イ.盲導犬を同伴する視覚障害者の社会での受け入れを円滑にするための理解推進の活動を行なっています。各地域の使用者会員が学校教育や地域の社会教育の場に講師として招かれることも多くあります。受け入れ拒否の事例に対しては当事者の使用者と共にハーネスの会役員も同席して身体障害者補助犬法に基づく受け入れの実施を働きかけてきました。
ウ.02年から03年にかけて、「盲導犬使用者実態調査」の実施と結果の公表を行ないました。そして長野県内の盲導犬使用の現状を県民にアピールし、県内のマスコミ各社でも取り上げられました。
エ.「盲導犬飼育管理費助成事業」の実施を盲導犬使用者の居住する自治体(市町村)に対して働きかけ、長野県内では現在3市3町で実施されるようになりました。その結果、県内の全使用者の約7割が受給しています。
オ.盲導犬用コートやワンツーベルトの委託制作と販売を行い使用者の利便を図っています。会員の中にはコート製作ボランティアもいます。
カ.会報"ハーネスながの"を年3〜4回発行しています。お年寄りの会員からは、「毎号を楽しみにしている」との声も多く聞かれます。
4 課題
(1) 盲導犬同伴拒否事例への対応が迅速にできない。
長野県内でもときどき店舗や温泉保養施設などで盲導犬同伴を拒まれる事例があります。当事者の使用者から報告と依頼があった場合は、ハーネスの会としても関係者との話し合いに参加して、事態の解決をみた例もあります。しかし、役員も仕事を持って活動している現状ではなかなか迅速で適切な行動がとれないのが実情です。
(2) 組織形態をどのようにしたらよいか。
これまで本会は任意団体として活動してきました。継続した取組の中で県民の間にも少しずつ"ハーネスの会"という名前も知られるようになってきました。
一方、多くの方々からの寄付やカンパをいただき、設立当初には予想できなかったほどの基金が集まり、より適切で厳格な会計処理も求められています。
また、充実した取組と組織運営をし、行政機関などに対して積極的な関係を持つためにはもっと社会的にも法律的にも信頼性の高い組織形態(例えば、NPO法人化)を目指すべきではないかという意見もあります。
いずれにしても設立10周年に向けて、活動の内容を見直すとともに組織のあり方を検討していきたいと考えています。
長野県ハーネスの会(外部リンク) は、インターネットHPでも読むことができます。
田代 弘子(たしろ ひろこ) 会報25号より (2005年)
県内の最初のユーザー誕生は、昭和53年11月でした。当時はあらゆる処で盲導犬の受け入れ拒否にあったということです。そのユーザーさんは2頭目は希望しなかったとのことです。
新潟県盲導犬ユーザーの会発足は平成5年6月13日です。当初、会員は9名。平成17年3月現在の会員は22名です。30代から、70代まで年齢層の幅が広い集まりです。賛助会員は2名です。
会則には「会員相互の理解と協力によって、ユーザーとしての、社会的地位の向上を図ると共に盲導犬の普及、啓発に努め会員の親睦を深めることを目的とする」とあります。
一昨年、日本盲導犬同窓会と新潟県盲導犬ユーザーの会との交流会をもつことができました。
会場は湯沢温泉ニューオータニホテルでした。湯沢温泉は、盲導犬使用者の宿泊の受け入れを拒否していたのですがこの交流会を機に宿泊できるようになりました。
初めてお会いする方たちに最初は緊張していましたが、宴会の頃にはすっかり打ち解けて、旧知のような気楽さで一夜も更けて行きました。翌朝は日盲の皆さんがスキー、ソリ遊びへと颯爽と出かけて行きました。でも、新潟のユーザーは誰も雪遊びに行かずホテルで座談会なのです。いやはや、寒がりなんですね。スキー場からもどられたら日盲のユーザーさんとすぐお別れになります。熱い握手と声を限りのさようなら、さようならでした。いいもんですねえ。盲導犬ユーザーということで深い絆がまた生まれました。
スペシャルオリンピックスのトーチランにわたしたちの会も参加しました。
秋晴れの一日、新潟市陸上競技場に於いて、知的障害者を応援する会からの、要請でユーザー6名とボランティア6名の参加でした。アスリートの後に山車を先頭にユーザー、消防隊の横断幕、などなど、初めての行進にパートナーをコントロールして、列を乱すことなく協力することができました。「トーチラン、チャチャチャ」と観客のみなさんの応援が競技場に木霊しました。
<ユーザーの会の親睦旅行>
会発足以来親睦旅行を計画実行しています。新潟県はどこにでも温泉施設や、旅館、ホテルが沢山あります。でも補助犬法を理解していない施設がほとんどです。ユーザーの会では、宿泊受け入れをお願いする意味でも温泉地を旅行地に選んできました。
その結果、宿泊拒否もなくなり嬉しいことです。
<ユーザーの会の勉強会>
2年前より勉強会を開催しています。昨年は中越地方は水害、地震、豪雪を蒙りました。6名のユーザーが被災しました。心の痛む日々が続きましたが皆さん力強く復興してくれました。鳥取ユーザーの会さんからお見舞いの募金をいただき、感激いたしました。
避難所生活を余儀なくされたユーザーは避難所で情報や連絡が墨字での張り紙ばかりで大変困ったとのことでした。、また被災されたのに、マッサージのボランティアを幾日もされたユーザーには、お年寄りから手を合わされたと報道されました。
学習会でも災害時のユーザーの心構えや避難所生活時のマナーなどを学びました。
学習会終了後、会場を変えて、忘年会をいたしました。時節柄考慮したのですが、年に1度もあえないユーザーばかりなので、実行しました。
県都をゆく、ユーザー13名とボランティア6名の行進は師走の騒々しさに、しっとりとした温かさをもたらしたとおもいます。暮れのお買い物をするみなさんから「がんばって」との声がかかりました。
忘年会の会場はユーザー歓迎と快く案内してくれました。威勢良きカンパーイの音頭に急ピッチでグラスを空にしました。
新潟県は縦に長く皆と会うことはなかなか困難です。でも全日本盲導犬使用者の会の総会、交流会には多くのユーザーとボランティアが参加します。それも全犬の会の会長、役員の会の運営の素晴らしさ故と思います。新潟県ユーザーの会も年々会員が増えてきました。さらにユーザーが絆を深める会になることと信じています。
活動と展望 理事 栗田 直枝 会報31号より (2008年5月)
私は盲導犬のパピーウォーカーをしていたときに、東京都の戸山サンライズで行われた全日本盲導犬使用者の会発足式でボランティアをしたことを思い出しました。とてもご縁を感じておりますと同時に、第14回総会研修会におきまして当会紹介の機会をいただき、大変嬉しく心から感謝申しあげます。
私が補助犬に関わるようになったのは、新聞でパピーウォーカーを知り、1993年1月に待望の初めてのパピーが我が家にやってきたことから始まりました。
今は元繁殖犬や盲導犬の退役犬など、家族は3頭のラブラドールと人間4人で愉快に暮らしています。そして今までの出会のなかで、社会に貢献している犬たちの一生のステージにおいて、また多くの関わる方々を応援できるよう、仲間たちと共に特定非営利活動促進法によって法人格を得て"特定非営利活動法人働く犬を支援する会"を立ち上げました。
【活動内容】
・情報提供:メールマガジン 会報紙 ホームぺ−ジ
・啓発活動:福祉授業 総合学習 イベント協力参加 補助犬使用促進
・育成支援:補助犬育成団体への寄付(4期までに2回募金活動により計160万円)
・ケア施設運営:名称「はた犬ケアハウス」 所在地 神奈川県中郡大磯町 約60坪3階建て エレベーター設置 床暖房バリヤフリー設計 利用対象は出身所属する育成団体を問いません。補助犬のボランティア、使用者、そのほか補助犬に関わる方々で、施設は地域にも活用していきます。
@日常支援:シャンプー 緊急預かり 獣医師と連携し健康チェックやセミナー開催など 人犬共に休養にご利用ください(湘南海岸が近いです)
A退役後の支援:穏やかに過ごす場所 介護介助派遣など
B地域での利用や国際協力:留学生のホームステイに利用
(ご協力お願い)運営のために、緊急避難などの対応と一部を除き原則的にはお手ごろ価格で有料となります。
【今後の展望】
@はた犬ケアハウスについて (具体的な運用について至急整備中です)
○会員になっていただき、日常的にご利用ください
→ 建物やスタッフになれていただくと退役後のケアがスムーズになります 関わる獣医師が健康状態を把握しやすくなります
→ 必要があれば看取りの支援
○地域や関わる方々の情報交換や交流の場
A「ケアハウス」や支援団体が全国的なネットワークへ広がっていくと旅先・移転先どこでも過ごしやすく便利で安心
→ 補助犬利用の拡大
特定非営利活動法人働く犬を支援する会 ホームページへ外部リンク
会報 第24号より
「ワンちゃんが何より好き」というパピーウォーカーや退役犬ボランティアなど盲導犬に関わってきた仲間が、補助犬とそのユーザー支援をめざしてNPO法人を設立しました。「働く犬」なので通称「はたいぬ」と呼んでいます。私たちの活動をご紹介します。
○近県に限りません。全国のユーザーが東京近郊にいらしたときはどうぞお知らせください。ご案内や介助を致します。交通費は全額ユーザー負担でお願いします。
○補助犬の通院など 外出についてお手伝いをします。
○隔月でメールマガジンによる情報提供と年2回発行の会報製作(音訳テープと墨字)をしています。無料です。当会ホームページの"行事予定と報告"のページからご登録ください。
○補助犬の体を清潔に保てますようシャンプーの介助を実費でしています。ご相談ください。
○補助犬が退役した後のデイケア、介護が必要になった場合の補助等、ケースバイケースの支援をします。
○退役した補助犬が穏やかに暮らせる高齢犬施設や、デイケア機能のある施設開設にむけて準備をしています。
多くの人に愛されながら、人間のために働いてくれた補助犬たちが、その生の終わりを迎えようとしている老いた犬達と、 その終わりの時に寄り添う最後の家族。その日々が少しでも安らかで穏やかなものでありますようにとの願いを込めて、介護支援をされています。
日本サービスドッグ協会 運営委員 藤川 満希子(ふじかわ まきこ)
日本サービスドッグ協会は引退した補助犬の支援と、啓発活動をしているNPO法人です。
引退犬ボランティアに大変なご負担がかかっている窮状を目の当たりにした盲導犬ユーザーたちが発起人となり、奈良県葛城市の片田舎に2003年9月に誕生しました
。
皆様もご存じのとおり補助犬の引退後の支援を行っている補助犬育成施設はごく少数です。ほとんどの施設において、飼育費や医療費も全てを引退犬ボランティアに委ねているのが現状で、高額の医療費や介護費でボランティアに大きな経済的負担をかけることも多々あります。そこで、サービスドッグ協会では出身施設を問わず、引退犬を飼育している方々に無料でご利用いただくプログラムを用意して、支援活動に取り組んでいます。発足以来、支援件数は、のべにして支援金66件、支援品においては136件になりました。
こんなケースに出会いました。現役中、定期的に動物病院を受診し健康管理に気をつけていたにもかかわらず発病し、引退を余儀なくした犬を、高額医療費がかかることを承知で引き取って下さったボランティアさんがいらっしゃいました。驚くことに、そんな方は一人二人ではありません。「人間のために働いてくれた犬の最後の家族として寄り添ってやりたい。そしてユーザーの方が新しい犬を得て安全な生活を送れるのであれば」と、負担を承知で引き取って下さる方々。そんな人たちに出会うたびに、その善意に胸を打たれます。そして同時に、一ボランティアがこんな大きな負担
を担ってよいものかと疑問を感じます。
病気を治すための積極的な治療ではなくても、食べられて、痛みがない穏やかな生活を確保してあげるだけのことであっても、それ自体が大変な費用がかかっています。日本の15歳未満の人口をペット数が上回ったにもかかわらず、あまりに費用がかかりすぎるペット事情の貧困を思います。
支援活動を通して、老犬介護の切実な問題に触れることで、ますます支援を充実させる必要性と、出身協会を超えて、引退犬を支援する輪が広がらなければならない必要性を痛感しています。当協会は年間予算も僅かで、1年で支援できる頭数には限りのある小さな団体ですが、お力を借りてこの支援の輪が大きく育つよう、皆様の温かいご支援をよろしくお願いします。
支援プログラムと当協会の課題を記します。
支援プログラム
内容:医療費や介護費の支援と、介護用品の支給(介助ベルト・床ずれ予防マット・紙オムツ他)、犬用カートとスロープの貸与、シャンプーサービス、研修会開催、介護情報の提供、他。
対象:盲導犬・介助犬・聴導犬を引退した犬。出身訓練所を限定することなく、引退犬ボランティアと自宅引退させている補助犬ユーザーの方々に、ご利用いただいております。支援を受けるにあたって当協会の会員になる必要もありません。すべてを無料提供します。
実際に支援した例
ケース1
集合住宅の共用部分で座り込む。駐車場まで遠く、通院に苦労しているケースに対して。介助ベルトを支給し、カートを貸し出す。
ケース2
全体的に弱ってきている。排泄の時に座り込んでしまう。段差を越えられないケースに対して。血流を良くする情報を提供。介助ベルトと床ずれ予防マットを支給。スロープを貸し出す。
ケース3
療養食が高い上に、24時間空調管理をしてあげなければならず、出費が多いケースに対して。支援費5万円を支給。
ケース4
頻繁にお漏らしがあり部屋を汚すケースに対して。おむつ等の対処情報の提供。防水シーツ・ペットシーツの支給と紙おむつのお試しセットを支給当協会の課題
1.支援の必要な引退犬の開拓。 2.引き取り手のない犬を預かる場所の確保。 3.支援資金の確保。 4.持ち替えすべき状態にもかかわらず早急に引退させてやれない補助犬がいることを深刻に受け止めています。そこで、現役補助犬の病気や事故等、緊急かつ早急に代替え犬が必要になった場合の支援も今年度より準備を進めています。
NPO法人は人間に貢献する役割があります。引退犬支援を通して、補助犬ユーザーが安心して新しい犬に持ち替えられる精神的な支えにもなりますよう努めてまいりますので、応援よろしくお願いします。尚、当協会ホームページにて引退犬を紹介していますので、掲載ご希望の方は写真を事務所までお送りください。また、お近くに引退犬を看ている方がいらっしゃいましたら、ご紹介ください。よろしくお願いします。
日本サービスドッグ協会 事務所・連絡先
〒639-2121 奈良県葛城市新村(かつらぎししむら)210
TEL&FAX 0745-62-3605
事務所 開館日:毎週月・水・金曜日の10時から15時
日本サービスドッグ協会のホームページへ別窓で開く
私たちは前年度(2008年)鹿児島在住の人達で「UI鹿児島」を立ち上げました。
メンバーは盲導犬使用者を中心に障害を持っていらっしゃる方やボランティアです。 現在の会員は盲導犬使用者9名・白杖使用者5名・ボランティア10名、そして盲導犬引退犬・パピー犬・ペット犬(各1頭)も一緒に行動しています。
目的は、障害者も健常者も同じ立場で、たがいに助け合い理解しあって住みやすい社会を目指す。なのですが・・・ あまりにも大きく まだまだ夢物語です。
現在、鹿児島県での盲導犬支給は「アイメイト協会」のみです。その為、県からの支援の対象はアイメイト協会出身の盲導犬に限られています。ただ、鹿児島には諸事情により他協会の盲導犬使用者の方もいらっしゃいます。
この慣習を改めて頂くための活動も 進めて行きたいと思っています。 それよりも まずはこの会員同志の親睦からです。 新年会やハイキングなど 参加しても、お互い自己紹介する様な段階なのです。
私、大阪より鹿児島に越してきて丸2年。あまりにもの盲導犬に対する知識のなさには驚かされています。盲導犬・介助犬・聴導犬???区別がつかない方が沢山おられる状態です。みんなで盲導犬の働きをアピールして行ければと思っています。
